DOCTOR-NISHINOMIYA-KITAGUCHI
ブログ
院長ブログ(西宮北口院)
唇を美しくする ー ティモシーマーティンの考え、その3
若く美しい唇を作るためには、唇の位置についても美容外科では対策がとられています。加齢により鼻の下から唇までの皮膚が伸びて、下垂傾向になってきます。この部分は白唇部というのですが、この皮膚が下垂することで鼻の下が長くなり、上の白い歯が隠れてしまいます。口角も同時にへの字になって垂れてしまうという状態になります。
白唇部を短縮する手術があります。鼻の下で皮膚を切除するのがこの方法です。マーティンの手術では鼻の下の凹凸のある形に沿って傷が入るデザインを採用しています。これは日本人でもよく使用されているデザインです。直線状に皮膚を切ってしまうと手術は簡単ですが、傷が目立つことになります。私も彼と同じように鼻の下の形にそったデザインを採用しています。彼の手術と異なる点はマーティンの場合、口輪筋も切除していて、筋肉の断端を鼻柱の基部の骨膜に縫合固定している点です。日本人では皮膚が硬いので、鼻柱がこの手術で少し下方に移動するようなことはないのですが、白人の場合皮膚がかなり柔らかいので、この手術により鼻柱の基部の位置が少し下方に動くことがあるそうです。そのためこれを防止する目的で筋肉を骨膜に固定するという方法を行っていました。本当に細かいところまでよく観察しているなあと感心でした。
切除量としては正面でみた時に上唇のすぐ下に白い歯が少し見えるくらいを目標にしているということでした。少し歯が見えるというのは素敵な表情ですよね。彼は本当になかなかやるなあという人です。とてもいい講演で徳島に行って一番勉強になったセッションでした。