DOCTOR-NISHINOMIYA-KITAGUCHI
ブログ
なぜ肝斑ができるのか。
肝斑がどうしてできるのかということを理解しておくことは、この治療のためにも大切なことだと思います。肝斑の原因にはいくつかの説があるわけですが、私はこの原因は皮膚のこすりすぎと考えています。また学会などでも、この説を支持する医師も多いと思います。
まず肝斑の発症年齢は化粧を始める年齢に一致しているという事実があります。化粧をすることや化粧を落とすことで顔をこするという習慣が生まれます。また、肝斑の発生部位もほほ骨の高い部位に一致しています。ここは皮下に骨があるので、ついついこすれてしまうわけです。
ほうれい線や鼻の横などは顔のすこしへこんだ部位になり、手で顔をこすっても手があまりあたらない部位になります。また耳のすぐ前も髪の毛があるので、誰もこの部位をごしごしこする方はありません。これらの部位に肝斑が出現することはありません。洗顔や化粧や日焼け止めなどを塗ることでその部位をこすったり、それらを落とすためにまたこすったりすると、これにより皮膚のバリア破壊が起きて、それによる炎症により色素沈着がおきてくるわけです。
そのため肝斑を治すためにはまず肝斑ができている部位を絶対にこすらないという注意が必要になるわけです。治療にはトランサミンなどの内服薬やトーニングなどが効果があるわけですが、時々内服薬もトーニングも全く効果がないという方がおられます。よく注意をしていろいろ話を聞くとこういう方々は必ずと言っていいほど洗顔、化粧、化粧落としなどの際に顔をこすっておられます。こすることで肝斑は悪化することになります。毒を飲んで、いい薬を飲んで、、、ということを繰り返しておられるということになり、いい治療をしていても効果が出ないというわけです。肝斑ができてしまった方はその部位をもう二度とこすらないことです。これって本当に大事なことなのです。なかなか長年の習慣を変えるって難しいですよね。肝斑ができた方は頑張ってくださいね。