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院長ブログ(西宮北口院)

唇を美しくする ー ティモシーマーティンの考え、その2

1  口角をリフトすることについて

 口角は加齢によって少し下がってくることになります。これを上げるためには簡単にはボトックスを口の周囲の口輪筋の口角付近の下側に打つと、口角を下方向に引っ張っている筋肉が緩む分、口角が上に上がってくれます。これはひまわり会クリニックでもよく行っているボトックスの治療です。

 ティモシーマーティンの場合は通常フェイスリフトを行って、同時に皮下で口輪筋の口角付近のリフトを併用していますので、彼の手術ではフェイスリフトで唇の口角のリフトが完成していることになります。これは私がフェイスリフトを行う場合も全く同じ考えで行っていますので、彼の講演は私の手術と同じだなあと喜んでいたわけです。

 ただ彼の講演では口角の位置をさらに微調整をする方法も考えていて、フェイスリフトでも口角の上がり方が不十分な場合は追加の処理として上唇の口角側の上端の皮膚切除を追加して口角をさらに上げるとか、法令線の鼻に近い部位の皮膚切除を追加して、口角を強く引き上げるなどの方法をとっていました。

 ただ上唇の上側の皮膚切除やほうれい線の中にメスを入れて口角をリフトするという方法は白人では可能な方法になりますが、日本人を含む東洋人の場合は、これらの部位の傷が見えてしまうことになりますので、白人ではキズが見えなくなるのでいい方法なのですが、日本人ではこの方法は使えないなあと思って講演を聞いていました。白人は本当に傷がわからないくらいになりますので、その点では美容外科では応用できる手術がかなり多いということになります。日本人はよほど色白の方でないと同じ手術はできないです。肌質をチェックするということは美容外科医にとって大切な仕事ですよね。