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国際美容外科学会( ISAPS )教授という資格
国際美容外科学会( ISAPS )には教授という資格があります。ISAPSの教授になるためには、いろいろの基準があります。国際美容外科学会にはEducation Council(学術委員会)という委員会があり、ここは毎年20回ほど世界のあちこちで開催されるISAPSコースやシンポジウムなどと言われている講習会の仕事を主に担当しています。手術や各種の治療方法を指導する講習会です。
この委員会の仕事は、講習会のプログラムを作ったり、それぞれの講習会で自分たちを含めて毎回合計20人から30人程度の講師となる医師を世界中から任命して、この講師陣になる医師たちに招待状を出したり、それぞれ3~5つくらいの講演を依頼したり、実際に現地で参加者に指導するための手術を担当する場合はその手術の内容を相談して決定したりしています。
また毎年開催される総会のように大きな国際学会でのプログラムを作成し、この講師陣としてファカルティーと呼ばれている招待講演を担当する人選なども担当しています。
私自身はこの委員会に現在も所属していて、合計20年ほどこの委員会で活動をしています。またこのうちの2年間は委員会の委員長としてこの委員会の活動を担当していました。
この委員会は、外部には公表されていませんが、世界の美容外科を指導する医師たちのグループの合計300人くらいのリストを作っています。このリストの医師たちは、講演やライブサージャリーのたびに採点をされていて評価を受けています。講演内容のレベルが合格レベルであるとか、会場からの質問に対する答えに問題がなかったとか、プレゼンの画像やビデオのレベルに問題がなかったかなど多くの評価を受けることになっています。 ライブサージャリーと言って、現地での実際の手術を担当する場合は、その手術内容、結果などが採点されています。
この採点は、講習会の参加者がしたり、座長が担当したり、会場に何人か入っていることになっている学術委員会のメンバーなどが担当しています。
この採点の点数が低かった場合、今後は講師として招待をしないというリストのほうに名前を入れることになっています。
このような方法で毎年講師陣の入れ替えを行って、世界のトップレベルの講師陣として300人程度のグループを維持しているわけです。
この講習会や総会の後にそれぞれ行われる評価で合格が合計10回以上続いた医師は国際美容外科学会に対してかなりの貢献があったということになるので、国際美容外科学会から教授の資格が与えられることになっています。日本では私を含めて合計3人がISAPS教授の資格をとっています。