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院長ブログ(西宮北口院)

私が喘息とアトピーを気にする理由

形成外科や美容皮膚科、美容外科などの診療を長くやっていると、患者さんの肌色や肌質には、かなり注意を払わないといけないということを学びます。同じように手術をしても、レーザーで治療をしても、どなたでも同じ仕上がりにはならないのです。ある方は、ほとんどキズがわからないくらいにきれいになるのに、ある方はキズが盛り上がってケロイドのように目立ったり、色素沈着が起きたりすることがあるのです。

 肌色の違いについては、たとえば白人では、額のしわを取るのに直接額の皮膚を切り取って縫合する手術があり、これでキズがわからないくらいにきれいになるのです。日本人で同じ手術をすると、ほとんどの方でキズが見えてしまうことになります。ただ、日本人でも例外があり、真っ白の肌の方と赤ら顔の方だけは、白人と同じようにキズがわからないくらいにきれいになります。逆にアトピーや喘息のある方、あるいはその家系の方は平均的な日本人よりもっと目立つキズになってしまうことが多いのです。

 特にひまわり会クリニックでは、シミを取ったりホクロを取る方が多いのですが、仕上がり結果にかなり個人差が出ることになります。真っ白の肌の方では色素沈着は起きないので、レーザーの出力を上げてしっかり確実にシミを取る方がいい結果になります。

 一方、アトピーや喘息のある方や子供の時にあった方、あるいは、ご兄弟や父方、母方にこれらの病気がある方などの場合は、色素沈着や白斑などのトラブルが起きる可能性が高くなることがわかっています。そのためシミ取りならホワイトニングという現象がシミ取りの効果が出ましたというサインになるのですが、この現象が出る一番弱い出力で照射をする必要があります。強い出力になると、炎症が強く出るので色素沈着で悪化したり、白斑になるなどのトラブルがあるからです。

 また、そういう心配のある方は、さらに肘の内側などの色調を確認しています。色素沈着の色がかなり濃い場合は、シミ取り後に強い色素沈着が出ることがあるので、治療後にその部位をこすらないこと、経過によっては内服薬を使ったり、軟膏治療がいる可能性などについても説明をしています。このように、どのタイプの肌質であってもいい結果が得られるように慎重に診療を行っています。